43歳からジョギングを始めて、いつの頃からかジョギングがきつく感じられるようになりました。
ジョギングを始めた当初はまだ体が走ることに慣れないためにきつく感じられることはありましたが、
2~3年もすると徐々になれてきて、走る体になって楽になり、走ることが快感で楽しくなってきました。
走ることで心身が変わり、それまで悩まされてきた身体の不調はなくなり、走ることの恩恵を感じていたものでした。
しかし、ある時期から、多分、50代過ぎたころから、走ることが苦痛になってきました。
息切れをしたり、股関節や膝の痛みを感じたり、走りだすまで憂鬱で、しかし走り出すと徐々にその苦痛がなくなり、走り終えた時はいつも爽快感と達成感で快感を感じるので、走り続けているのですが。。。
これって、もしかして老化現象?
日常生活程度の負荷ではまったく感じることのない肉体の衰えを、ジョギングという負荷をあたえることによって感られるということに気づきました。
一流のアスリートが「肉体の限界を感じて」引退するのも、たぶん、彼らは日常生活に不自由するほどの肉体の衰えを感じているのではなく、彼らが求められる最高のパフォーマンスに対して、それが不可能だと判断したのだと、初めて実感として理解しました。
減衰のバロメーターは、まず最初にマキシマムの数値の減衰によって明らかになるのですね。
これからは、衰えていく肉体との適当な妥協点を探りながら、人生の撤退戦をうまくしのいでいこうと思いました。
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