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GO TO TRAVE と感染

 昨日も東京都の新規新型コロナ感染者数が500人を超えて、全国でも2000人を超える日が続いて、感染拡大が止まりません。

 このような熱力学的なマスの動向に対しては、AIなどのビックデータの数値のほうが、人間の主観的な思いを全く考慮しないだけに、正確に予想できるように感じます。

 GOOGLE提供のコロナ感染予測では12月には現在の数倍の感染者数になるということらしいです。

 GO TO TRAVELの見直しも検討されていて、多分今日あたり、東京都などの感染者数の多い地域は対象外になるのではないでしょうか?

 政府が検討を渋っているのは、このキャンペーンで打撃を受けた観光業界の救済のためと、

 このキャンペーンが原因の感染者数が少ないということが挙げられますが、

 感染者数の急増が予想される中、実施続けるのは難しいでしょうね。

 実は私自身も11月30日から、実家山口の母の介護帰省を兼ねて、GO TO TRAVELを利用して、

母と山口県内のリゾートホテルに一泊する計画になっていますが、どうしようかなあと考えています。

 3か月おきの独り暮らしの認知症初期の母のための介護帰省は、はずせないと思っていますので、コロナ禍でも実施してきました。

 ホテル宿泊は、去年の北海道旅行が「楽しかったね」と、旅の内容はすべて忘れてしまっていても、

楽しかったという思い出だけは強く印象付けられている母に、これも母娘で行く最期の旅行かなと決意したものです。

 去年認知症症状が出始めた時に、

 「今を逃すと、もう二度と行けない」と、

 亡き父と一緒に行きたかったけれどもできなかったと母が常々こぼしていた北海道旅行に思い切って連れていくことを決行しました。

 母を連れて大変でしたが、母が喜んでくれたので親孝行ができたことをうれしく思っていました。

 で、今回のホテル宿泊は、キャンペーン中止の趣旨からすれば取りやめるのが(感染防止のため)理に適っているだろうと思うのですが、これで最後になるだろう母娘の旅行の趣旨からすれば、

 キャンペーンの恩恵を受けられないので出費は嵩むことも踏まえても、

 感染予防を厳重に留意した上で、

 どうしても実施したいと思っています。

 86歳の高齢の母親の感染リスクを考えれば、ひかえたほうがいいのかとも思っていますが、

 何より、母の喜ぶ顔がみたいという、私の利己的な思いを抑えることができないのです。