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白米

 私は日本人のくせにお米をそれほど愛食していません。

 パンがとにかく好きで、ご飯は高校生の頃から食べたり食べなかったりして、

 30年来の玄米派で20日分まとめて圧力鍋で炊いて冷凍し、毎日半合ほどをおにぎりにして食べるだけです。

 お米の好きな人は、あの白くほっこりとしたつやと粘り気のある食感が好きだと思うのですが、

 私にとって白米は噛み応えが弱くと味の濃さが薄いように感じられて、栄養のこともあって玄米を愛食しています。

 物心ついたときから朝食はパンで、ここ15年は自分でこねた無発酵の全粒粉ピタパンを、これもまとめてつくって冷凍しておき、食べる都度にオーブントースターで焼いて、オープンサンドにして食べています。

 概ね和食なのですが(私の献立は小鉢料理のオンパレードで、鉢ごとに和食だったり、洋食だったり、中華だったりします)、一人で食べる時はご飯を食べません。

 ごはんを食べないと腹持ちしないとご飯党の人はいいますが、白米のご飯は消化が早く、私にとって腹持ちはしないような気がします。

 だから、新米の季節になり、ご飯好きの人がうれしそうに語るのがいまいちピンとこないです。

 実は新米よりも少し水分がぬけて2~3か月した年末から年はじめのころが一番おいしいそうですが。

 稲が穂をつけるころに気温が27度を超すと、実に隙間ができて不良になるそうで、今年の猛暑の影響が心配だとの農家の声が新聞で載っていました。

 様々な品種改良や農業技術のおかげで、異常気象なのにも関わらず、稲の実が実ることに感謝します。