· 

春、遠からじ

 昨日は24節季の「碓氷(うすい)」で、氷が割れる=春の訪れ近しということでしたが、東京でも氷点下に下がり、日本海側は大雪、実家の萩も積雪があったようです。

 冬至が一年で一番昼の時間が長い、つまり日照時間が短く、それから気温の変化は1か月ぐらいの時間差があるため、1月末の大寒のころが最も寒いとされ、今年もその時期に北日本では豪雪となりました。

 今冬はラニャーナ現象で世界的に(北米でも)寒波の影響を受けているようです。

 気象学の本を読むと、エルニーショやラニャーナなどのペルー沖の海水温の変化は、地球の自転や太陽のエネルギーなどの地球規模の振動の影響で数年単位で繰り返される現象のようです。

 昨今、地球温暖化など、人為的な影響が気象にも及んでいますが、エルニーニョやラニャーナ現象は純粋に地球環境の影響のようです。

 東京は今冬も今のところ積雪はないですが、例年のように乾燥した空っ風の冷たい空気に包まれています。

 私は山陰や大学時代過ごした福岡(意外と北九州は山陰気候なのです)の、

 いつもどんよりとした曇り冬空が好きでなかったので、

 東京で暮らすようになって、乾燥した晴天続きの冬空が大好きで、空っ風の冷たさはありますが、

 冬は血圧も上がることもあって、気が引き締まり、一年で好きな季節になりました。

 春の暖かくなるのを待つ気持ち「春、遠からじ」ですが、

 私の心境としては、もう少し、冬でもいいかな?

 春さん、もう少しゆっくりしてください。