コラムニスト小田嶋隆氏の日経オンラインの今週のコラムで
「我々は人に依存している」
という言葉がありました。
コロナが蔓延している中でも、公務員をはじめ会食宴会を催していたことが次々に発覚していることを受けての発言です。
私も自分自身がここ一年オンラインで友人と飲み会をする以外、全く会食していないので、
そんなに多くの人が夜の会食を大人数でしていることに、
「なぜそれほど会食したいのかな」と不思議に思っていました。
小田嶋氏自身も自分はもともと社交的ではなく、特に職場における上司部下の関係性の下で飲み交わすベタな交流を苦手とすることもありとあり、私も多いに共感します。
そして小田嶋氏がいうように、蔓延防止をねらうのならば、飲食店側に時短を働きかけるだけでなく、
飲食店を利用する客をもっと厳しく取り締まるべきではないかという意見。
そしてそれは日本文化では難しいということが周囲の反応でわかったという意見にも賛同しました。
それは小田島氏のいうように
「我々は人に依存している」
という、このような状況でも会食をやめないことは、人への依存症なのではないかという意見にも膝を打ちました。
きっと、宴会に参加人の中には、上司からの誘いを断り切れないという無言の抑圧があったと思います。
依存症からの回復はまず自分がその対象(関係性も含む)に依存していることの自覚からはじまります。
今回のコロナ感染は、人間関係の意義を改めて見つめなおすきっかけになればいいと思います。
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