伊藤要子著「ヒートショックプロテイン 加熱健康法」を読んでヒートショックプロテインのことを知りました。
「ヒートショックプロテイン(HSP)」とは、すべての生物(ヒトを含む)の全細胞の中にある熱によって増えて、傷ついたタンパク質を修復もしくは取り除く働きをするのことです。
HSPは、細胞が被るあらゆるストレスによる損傷に対して働きます。
あらゆるストレスとは、熱、紫外線、病原菌への感染、圧、飢餓など、生きていることは様々なストレスを被り、その都度細胞は傷つきます。それを修復するのがこのHSPです。
HSPは特に熱ストレスによって増えるようです。その温度は体温37度~38度。体温をその温度にしたときに最も増加し活発に働くようです。
HSPを医療に用いている機関では、専門のHSP発生装置があるようですが、家庭でだれでもHSPを産出する方法として、伊藤氏は40~42度のやや高めのお風呂に10分~15分入浴し、入浴後15分ほどしっかりと保温する方法、週2回、を提唱しています。このようにすると深部体温が37度以上になり、HSPが産出されるようです。
現在、特に若い世代に低体温(36度以下)が増えいるようで、その原因は、主に運動不足からくる筋肉(熱の40%を産出している)の不足と、ダイエット志向によるエネルギー不足だと伊藤氏はいいます。
そのような低体温の人も、このHSP療法を続けたところ、体温が上昇してきたようです。
またHSPの最も効果があるのは、それをしてから2日後~4日後であるため、大きなストレスの生じる可能性のある日から遡って2日前にHSP療法をすることで、ストレスに対処することができると、予防法も提唱しています。
私は一年中シャワーだけなので、これからはお風呂に入ってHSP療法を試してみようと思います。
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