幸福の研究をしている広井良典氏がAIを使って2050年の日本の未来を予想したそうです。
その際(たぶん人間には無理)2000通りものシツェーションを考えたそうで、
結論は「分散して生き残る」だったそうです。
それはこれまで成長・発展を目標としてきた社会の在り方を根本から変更させなければならないことだと思いました。
成長・発展を効率よく進め競争に打ち勝つためには、集中することが最も有効な手段です。
生産を集中するには、モノ・ヒトを一か所に集めて組織化することが効果的です。
企業というのは、このような集中型システムの中で生まれてきました。
しかし、少子高齢化社会に突入しつつある日本社会は、もはや政府のいうような成長・発展は不可能なことは、人口動態的にも明らかです。
成長・発展の結果生じている現象が、地方の荒廃で、実家のある山陰の山村に帰省するたびに、廃墟となった家屋を多く見かけ、シャッター街、様々な公共交通や施設の廃止など、人口減少による衰退減少が加速度的に高まってきていることをひしひしと感じます。
この空いた「空間」は、分散のためのスペースとして、豊かな可能性があるのではないかと感じます。
真剣に生き残りのための分散を考えなければならないところに来ているのではないでしょうか?
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