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イン パーソン 欠如

 コロナウイルス感染拡大が全国規模に広がっています。

 8月は猛暑で始まり、長雨、そしてコロナ感染拡大と、

 散々な夏だったように感じます。

 そして早1年半以上もコロナ禍下に暮らし、

 生活変容(=非日常)強いられ、それがいつの間にか当たり前になってしまっているのに改めで気づき、

 影響が長期化しているので、これらの変化が心身にどのような影響を及ぼしているのか、

 中々自分自身では意識し辛いこともあって、戦々恐々としています。

 特にこの1年半感染防止のために、「イン パーソン(直接的対面)」での人との接触が激減したこと、

 もともと独りで過ごすことが好きで、電話が苦手で自分からかけることがないな私でさえ、

 ひとり暮らしということもあり、数日間も人と話す機会がないままでいると、

 なんとなく気分が落ち込み、鬱っぽくなっているのを自覚します。

 そしてそれが、「イン パーソン」でのコミュニケーション不足が要因かも知れないということに気づかないでいることに、コロナの影響の深さを感じます。

 人類の長い歴史において、これほど人のコミュニケーションが困難な状況はなかったのではないでしょうか?

 コロナの影響は、政治的、経済的様々にありますが、

 社会を構成する根幹的な手段が、テクノロジーの発達でコミュニケーションの機能はかなりの部分補えていると思いますが、人と人が直接であってのコミュニケーションが引き起こす情動が喚起される機会が少ないことが、世界規模で生じているこの現状が、今後、どのように影響を与えるのかと考えています。