坂詰真二氏のストレッチの本を読んでいます。
私は毎朝ジョギング後、ネットでNHK英会話のストリーミングを聞きながら30分間我流で(一応)全身の関節のストレッチをするのを日課にしています。
もともととても体が硬かったのですが、ちょっとぐらい(かなり?)痛いのを我慢してストレッチを続けたことろ、かなり柔らかくなって、開脚160度ぐらいで頭がつくようになりました。
けれども、股関節の硬さ、肩関節の硬さは、ずっと続けていてもなかなかやわらかくならず、
また3か月前に開脚の時に股関節の筋肉を傷めてしまい、しばらく痛みのため走るのも困難な状態で、
今もまだ動作によっては痛みが走ります。
坂詰氏の本で、ストレッチの理論を初めて理解できました。
そして我流の私のストレッチは、やはりやり方が間違っていた思いました。
効果がないはずだ。
まずストレッチの鉄則は、特に初心者の場合、絶対に痛くなるまでストレッチをしてはいけないということ。
「痛きも」は、上級者で、それも「痛い」はほんの少し、感じるくらい。
なぜならば、筋紡錘の中にある感覚のセンサーが痛みを感じると、脳にその信号を伝えて、
脳からはその侵害刺激に対抗するために、筋肉を硬くするような指令がでるので、
筋肉は硬くなり、ストレッチの抵抗は益々強くなるということ。
痛みを我慢し、うなりながらストレッチしているうちに、
筋肉が諦めて痛みを感じなくなるように感じられて、がんばっていたのですが、
全くの逆効果。
坂詰氏が提唱するストレッチのポーズをやってみると、
全く痛みがなく、
こんなに抵抗がなくて、本当に筋肉が伸びるのだろうかなあと心もとなく感じてしまうほどです。
それは、同じ筋肉にアプローチする運動でも、
ストレッチと全く原理のことなる筋トレとおなじように(筋トレの場合は、きついと感じるまでやらないと効果がない)捉えていたからだと気づきました。
そして筋トレが、筋肉負荷のため毎日続けてやることは禁止なのと違って、ストレッチは毎日すべきで、できれば一日に何度もするほうが効果があがり、ストレッチ直後が最も効果が高く、時間とともに減っていくということ。
ストレッチの原理は、ともすれば、身体的な刺激を求めてしまう私の傾向と真逆の性質を持つのだと理解しました。
どうりで、効果がないはずだと納得。
今日からは、身体にやさしいストレッチをつづけて、身体を柔軟にしていこうと思います。
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