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痛みによって意識される身体

 アキレス腱炎がひどくなって、腰痛もでてきて、おとついは一日かがむのも困難な状態でしたが、

 保冷剤でアキレス腱をひたすら冷やし、腰にシップを貼って過ごしたら、昨日の朝、急に痛みがひいてきました。

 起きた時は、歩くのも困難な具合だったのですが、次第に痛みの感覚が軽減してくるのを実感。

 ジョギングにでるときには、腰の痛みはなくなっていました。

 アキレス腱の痛みは、走り出した直後はあったのですが、走り終わるころにはなくなり、これまでよりも痛みは弱くなったような気がします。

 腰の痛みがなくなると、いかに動作の要が腰であったのかと実感します。

 腰に痛みがあるとすべての動作に制限がかかり、動きを嫌でも意識されるのですが、腰の痛みがないとなにげない動作を意識することがなくなります。

 痛みは日頃意識の上に登ってこない「身体」というものを自覚させてくれます。

 歳をとると、あちこち痛んできて、嫌でも身体を意識するようになってきます。

 子供の頃、怪我でもしないかぎり、身体を意識することはなかったなあ。

 でも身体を意識することで、この世界に、我が身で生きているのだなあと実感するようになったのも、

 痛みが教えてくれることのようなような気がします。