WHOのテドロス会長がコロナによる死亡者が最低数になったことから、
コロナが終息に向かっていると宣言しました。
けれどもマラソンに喩えて、「マラソン選手はゴールの最期まで走ることを止めない」と、感染対策へ万全を期すことを継続することも要請しました。
8月のオミクロン株の変異株の流行は収まりつつありますが、まだ日本ではコロナが終息しているとは言えない現状なので、この宣言には戸惑ってしまいます。
けれども、もしかしたら、これが「ウイズコロナの現状なのかしら?」と思いました。
コロナのような世界的なパンデミックを始めて経験したので、パンデミックが収束する状況というものを知りません。
これまで何度も人類を襲ってきたパンデミックも、必ず収束を迎えているのですが、パンデミックの流行し始め、流行中の状況は多く記憶されていますが、収束に向かう状況、何をもって収束とするのかというのは、あまり記憶されてきていないように思います。
けれども、戦争でもそうであるように、退却戦をいかに闘うかは、勝ち進む時よりも難しいということです。
被害を抑えながら、うまく収束していく。そして二度と戦争=感染を広げないようにするにはどうすればいいかというのは難しい戦略が必要になるでしょう。
パンデミックの退却戦は、「ウイズコロナ」の状態に相当すると思われます。
パンデミック収束のゴールが見えつつある現在、ウイズコロナという退却戦をどう戦っていくのか、慎重に考えなければならないと思います。
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