ボー・ロット著「脳は見かたで変化する」を読んで、これは「使える!」と思いました。
脳は感覚器から外界の情報を入力しそれを知覚として認識します。それぞれの生き物は独自の感覚器官があり、それによってその生き物の生存に有利な知覚を創造しています。
客観的世界は存在するが、人間をはじめとしてすべての生き物はそれを直接認識できないのです。
人間の脳は絶対的な強度によってではなく、直前の経験との対比によって知覚しています。
よって、変化がなければ認識することはできないのです。
脳はいつでも現在と直前を比較してしまう。充足への道は比較にこそあるのだ。
だから充足感を得ようとすれば、心身に「ちょいキツめ」の負荷をかけて、その直後にそれからの解放を経験させれば、そのギャップを快感として脳は捉え、充足感を味わうことができます。
とすれば、日々の単調な生活の中にも、ちょっとした工夫で、喜びを感じることができるようになります。
つまり、誰に頼らなくても、自分で自分を喜ばせることができるのです。
コロナ流行のため緊急事態宣言がだされて、外出自粛、人と直接あうことも自粛する日々ですが、脳のこのような性質を利用して、自らを楽しませてみようと思いました。
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