今朝の朝日新聞ウェヴ版で政治学者中島岳志氏が、
「自宅療養」という言葉は「入院できません」という事実を隠蔽する言葉だと指摘していて、
連日ニュースから流れてくるこの言葉に対する違和感の理由を教えられました。
加えて「中等症(従来の病ならば重症レベル)」という言葉もです。
これらの言葉は、コロナ感染症の症状の重篤さを言葉によって誤魔化し、
事態に対応できない政府の責任を回避する言葉だと思います。
「自宅療養」、「中等症」を、「入院不可能」、「重症」と置き換えると、
度重なる「緊急事態宣言」下でも人の流れを止めることができない現状から、
人々に事態の深刻度が伝わってきて、危機意識が高まり、自主的な行動変容を促すことができるようになると思います。
「自宅療養」の実態、「中等症」の実態を国民に明らかにするために、
事実を正確に伝える言葉を使うことが政治の役割だと思います。
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