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情報に対する不感症

 コロナ感染流行の波が収まらなく、「第4波」が来ているのではないかと言われています。

 ちょうど1年前に初めての緊急事態宣言が出た時の衝撃を思い出すと、

 状況は変わらないのに、「慣れ」とうことをしみじみ感じます。

 仕事以外で人に会うことせず、買い物も日用品だけをさっと買うだけで、

 人との接触はできるだけ抑え、電車にもこの1年4回ほどしか乗ったことがないような生活を送っていますが、

 このような生活もすっかり「慣れてしまって」、習慣化してしまいました。

 感染が始まった当初には、数値に一喜一憂していたのに、

 毎日ニュースで株価の状況を聞くようで、感染者数を確認するのも日課になってしまって

」何の感慨も引き起こされない、コロナ感染情報に対して「不感症」になってしまいました。

 現実には仕事柄コロナ感染の影響をもろに受けているのですが、

 なんだか今の非常事態が日常になってしまって、

 危機感の実感がわかない状態に陥っています。

 どんな時でも、平常心でいられるというのはいいことなのかもしれませんが、

 これが平常心なのか、それとも危機意識が摩耗して麻痺しているだけなのか。

 1年の時間の長さが精神に与える影響をつくづく感じます。

 そういえば第一回の緊急事態宣言解除直後によく聞かれた

 「WITH CORONA」

 という言葉は聞かれなくなりましたね。

 「WITH CORONA」が日常になったからでしょうか?