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情報の力

 ロシア国民の8割がウクライナ侵攻を支持しているというロシア側の報告がありました。

 プーチンに対する支持率も同じくらい高く、連日ウクライナでの戦闘で破壊された市街地や死傷した市民の映像などを観てる側としては信じられない思いです。

 けれども戦争を強く支持しているロシア国民の多くが高齢者で、彼らの大部分がインターネットに接続されていなく、ロシア政府から流されるプロパガンダしが接することができない環境にいるということを知ると、

 戦時中情報統制があって国民の大部分が戦争を支持していたかつての日本を彷彿され、また現在の北朝鮮の国民など、21世紀のこれほどインターネットが普及して誰もが世界に繋がっているという思い込みが崩れています。

 情報の壁=ファイアーホールの構築は、ロシア政府がインターネットが普及する初期から国家的に構築してきた組織で、国内は政府の都合のいいような情報統制をし、国外でロシア政府に有利になるようなフェイクニュースを大量に流して敵対する国の政治経済機構を混乱に陥れることをしてきました。

 ロシア国民の中では、インターネットに接続して世界情勢に精通している若いエリート層以外の大部分の国民が、インターネットに接続していなかったり、国営テレビから流される偽の情報にしか触れられないようです。

 自分たちがどのような状況に置かれているのか、客観的に判断できる情報がないというのが、現在のロシア国民の現状です。

 もし、実際にロシア国民が政府の流す「ウクライナのナチ化」がウソで、自国が一方的に侵略しているということを知ったならば、果たしてこれほどの支持率の高さをしめすでしょうか?

 この戦争を止めさせるのは爆誕ではなく、正確な情報だと強く思いました。