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感覚と感情の切り離し

 昨晩は蒸し暑くて汗をかいて寝苦し、何度か目が覚めました。

 けれども、十分に眠れないことに対してイライラすることはなく、

 「まあ、夏だからしょうがないなあ。」と再び眠りに落ちました。

 マインドフルネス瞑想の素となったヴィパッサナー瞑想のことを本で読み、それが脳に与える影響のことを学んで、瞑想によって脳神経を可塑的に変化させること知りました。

 瞑想時に自分の呼吸にひたすら注目すること。そして瞑想時につぎつぎにわき起こる想念に囚われることなく、映像でも見るようにそれを受け流していくこと。

 実際に瞑想することはしていないのですが、動作中にいやでも呼吸に集中し、想念に囚われることが不可能な状態。

 そう、私の場合、ジョギング中がまさに瞑想時のような状態になることに気づきました。

 特に暑くなってから走るのが結構きつくなり、走りながら何かを考える余裕がなくなってきたこともあって、

 走行中の呼吸に集中することができるようになりました。

 途中何度かきがそれて、雑念が湧き起こりますが、再び呼吸に集中し。。。

 そのようなことを続けているうちに、気がつけば、自分の思考が生み出す感情や情動と切り離された、

 「私」そのものというものが存在するような感覚になってきました。

 「暑い」と感じるから、イライラしたり、不満に感じたりすることで、ただ、単に「暑さ」を感じる。

 身体が感じる感覚と、それが引き起こす情動や感情は切り離すことができるかも。

 暑い+不快と結び付けることなく、暑さの感覚だけを味わう。。。

 この夏の夜の暑さを修行として捉えようと思います。