コロナ感染流行拡大が止まりません。
連日感染者数が発表されてそれに一喜一憂する毎日ですが、
感染者数が持つ意味も考えなければならないと思います。
それは重症化率や変異率です。
治療の特効薬が開発されていない感染症の必然的な性質として、
重症化や変異率は、感染者数に比例して多くなっていきます。
重症化に伴って致死率も高くなり、
また変異株に対するワクチン効果も減少するのではないかと思われます。
心配しているのが、インドでの感染の爆発的な増加です。
一日で40万人の新規感染者ということは、変異株の発生率も高まっていくに違いありません。
となると、ワクチン開発と変異株発生のイタチごっこになり、
抗生物質が効かない強毒性の耐性菌が出現しているように、ウイルスでも同じような状況に陥らないかと心配になります。
たぶん日本をはじめ各国政府が、人道的危機に対処することを掲げてインドに医療援助していることの深層には、
インドの感染者数を減らすことが、変異株の出現を妨げ、コロナ感染収束を早めるための必須の方法だからでしょう。
それにしても感染症の状況は、ウイルス感染という自然災害のようなものでありながらその国の経済、社会、文化の影響を強く受ける人的災害でもあると強く感じます。
コロナ感染流行は、100年前のインフルエンザ流行となんら変わりなく、感染拡大が続き、そして収束までに数年をきたすのではないかと。
ワクチン接種で速やかに感染収束するだろうと甘い観測が無効になるのではないかと危惧するようになりました。
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