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肩こりは脇が原因

 ボディトレーナー藤本靖氏の著作は、理論の基礎がしっかりしていて、それでいて、実際に10年に渡る藤本氏の実践成果から独自の指導法を編み出されていて、「耳引っ張り」をはじめとして、氏の提唱する筋膜へのアプローチは、私も日々実践していますが、その効果を実感しています。

 私は腰痛には20年来悩まされて(14年前に始めたジョギングですっかり良くなりましたが)いましたが、肩こりは感じることがありません。

 患者さんの中には、岩のように筋肉が硬直した肩こりの方も多くそれをほぐすのが中々大変です。

 肩の凝りの原因は、筋肉が重さ5キロの腕を肩甲骨に付着するように肩の12の筋肉が吊り下げているのですが、椅子に座ってパソコンを打ったりなどの長時間同じ姿勢をとることで腕の筋肉の血行が悪くなりコリが生じることです。

 肩こりというと、肩前面を覆っている僧帽筋が硬くなることが原因だと思われていますが、それよりも肩甲骨から前胸に付着している深層筋である前鋸筋が硬くなって動きが悪くなって、肩の動きが制限されることによる血行障害が本当の原因だと藤本氏はいいます。

 しかし前鋸筋は深層筋なので、緩めるのが難しいのですが、脇に厚手のタオルを巻いたのを挟むことによって緩み、姿勢もよくなり、肩こりすることなく座ってのデスクワークが楽にできるようになります。

 さっそく現在このブログを両脇にタオルを挟んで書いています。

 意識は脇のタオルを落とさないように挟むほうにいってしまうこともありますが、その分、肩上面にいくことはなく、姿勢も良くなって、慣れれば、肩に負担がかからないようになると感じました。

 肩こりは実は脇が原因だったのですね。