実家の山口に認知症母の介護帰省してきました。まだ自立独居できている状態なので、ケアマネージャーの方や介護再認定の手続き、診療所の付き添いなどをするぐらいで、新型コロナウィルス流行のため、バーゲンチケットの航空券でも変更可だったので、ちょうど予約キャンセルも入り、一日滞在延長して母と一緒にゆっくり過ごすことができました。
母の認知症症状も徐々に進行し、生協の注文が(私が帰省することもあって持って帰らせるためもあって)週2万円分!。同じものをいくつもしていました。賞味期限切れの冷凍食品が冷凍庫に溢れ、入りきらない状態に。
母にそのことを指摘しても効果がなく、何もかも3分で忘れてしまう(記憶できない)母の立場になって共感できるようになってきたので、不思議と腹が立たなく、とにかく事態を改善するにはどうすればいいかという解決型思考法になることができるようになりました。
で、母がデイケアに出かけているときに、冷蔵庫、冷凍庫を総点検し、賞味期限切れの食品を、ごみ袋3袋!処分しました。まだまだもったいないと思うのですが、これから暖かくなってきて冷蔵庫に入りきれなくなり、母の購入を止めることはできないと恐ろしいことになりそうなので。。。密かにごみ袋を処理。デイケアから帰ってきた母は、冷蔵庫を除いても、きっと以前とは違うと気づいたと思いますが、確信が持てないのか、全く無反応でした。
3分と記憶が持続しないので、同じ話ばかりを何度も繰り返すのですが、以前は「何度言ったらいいのか」と腹が立っていたことも、慣れてきたのと、こうして母と話せる時間も限りがあるのだと思うと、同じことでも何度でも聞きたいとまで思うようになり、子供のように無邪気になっていく母のことを心底愛おしいと感じるようになり、3か月振りに接するからなのでしょうが、やさしく対応できるようになりました。
とても有能でなんでも相談に乗ってくれるベテランのケアマネジャーさんのおかげで、介護保険を使い、認知症初期の母を何とか遠距離介護できていますが、この3月で彼女が定年し、新しいケアマネジャーの方に交替するので、引き継ぎをしました。新しい方もしっかりされていて交感が持てて良かったです。
父、母の介護を通じて、ケアマネジャーの方の能力によって、介護の負担が全く変わることを経験しました。利用者の必要な介護を適切に推し量り、各家庭の事情に配慮して提供していく。
ケアマネジャーの仕事は本当に創造的な仕事だとつくづく感心し、その恩恵をありがたく享受しています。
新型コロナウィルス流行のため、羽田空港も人出が少なく、航空機もガラガラで、余裕を持って移動できたこともありがたく思いました。
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