オミクロン株の感染拡大で東京をはじめとした首都圏以外にも、日本各地に蔓延防止宣言がだされました。
十分予想されていたとはいえ、瞬く間に感染拡大していく様相に、オミクロン株の感染力の強さを実感します。
ただし、オミクロン株は専門家曰く「従来の型とは全く異なる」ようで、
重症化率は極めて低く、症状は「軽い風邪」様態のようです。
ただし、軽いと言っても一定の割合で高齢者やリスクの高い人が重症化する可能性があり、
感染者数を増やさないことが肝要です。
遠からず新型ころなもインフルエンザ状態になると言われていました。
約100年前に世界的なパンデミックになったインフルエンザは、感染初期には致死率が高く、重症化する患者が急増したようでした。
しかし2度、3度の流行を繰り返しながら、また、株を変異させて世界的なパンデミックを数回引き起こしながら、現在のような季節性の疾患状態になってきました。
コロナ感染が広がる前、私たちは冬場のインフルエンザ流行を、ワクチンや治療薬、感染クラスターが発生した学校閉鎖など、人々に緊急事態宣言のような行動変容を要請することをせず、厳しい制限を加えることなく、
いわば市民の自主的な感染予防に委ねていました。
今回のオミクロン株が果たしてインフルエンザのように弱毒化した結果なのか?
実際に「インフル化」したのか?
まだはっきりしないと思われる状態で、
私たちはコロナに対して、どのような心構えで対応すればいいのでしょうか?
専門家や政府の方針は、従来の予防措置はそのまま継続しながらも、感染した場合には速やかな検査と、
できるだけ医療機関に関わらず(医原確保のため)自宅療法することを推奨しています。
私たちにできることは、感染予防に徹することと、万一感染した場合、自身の症状を詳細に観察し、
重症化リスクに備えて、医療機関への接続方法を確認しておくことだと思います。
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