昨日午後から雲が厚くなり、夜になると雨が降り始めました。
前線通過により今日は一日雨のようです。
前線や台風の影響で気圧が急速に低下すると、眩暈を訴える患者さんが増えます。
平衡感覚は、内耳の三半規管と前庭が司っているのですが、
内部のリンパ液の流れが気圧の変化しそれに伴って平衡感覚を耳石の動きも変化し、そこから脳の聴感覚野に伸びている神経の働きに影響しているものと思われます。
眩暈は身体的な不快感だけでなく、世界の土台が揺らぐように思われて精神的にも不安定になります。
いろいろな治療が眩暈に対して施されていますが、高齢者に多い眩暈は、血圧や栄養状態や脳神経の状態など複雑な要因が重なって、治療はなかなか困難です。
さらに高齢者の場合、眩暈は転倒→骨折→寝たきりの危険の大きな要因ともなるので要注意です。
今日一日、眩暈のある方は安静にして、ころばないように注意してください。
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