コロナウイルス感染拡大の第五波が収束する見通しがたったため、緊急事態宣言の9月いっぱいで全国解除されるようです。
第五波の急速な拡大時期(7月上旬~8月中)には、どこまで感染拡大するのだろうと危惧し、感染の収束が見通せなかったのですが、どんな流行も必ず波があるのですね。第五波も収束しつつあります。
正直緊急事態宣言解除といっても、去年の4月の初めての緊急事態宣言以来、生活は感染予防に全面的にスイッチした行動変容していて、第五波期間中もこれまでと変わらない生活を送っているので、今更なにが変わるのだろうと感じています。
飲食店等の制限も緩和されるでしょうが、私をはじめ、ここ2年ですっかり生活様式が変化してしまった多くの人は、自粛反動による急速に活発な移動や人との接触は増加しないように思います。
また、冬場に感染拡大するかも知れませんが、ワクチン接種が普及してきたために、以前のような感染拡大が生じる可能性は低くなってきていると思います。
もとのような生活に「戻る」ということの意味を考えています。
当たり前のように昨日が今日に続き、そして明日へと続くと思い込んでいた直線的な時間の流れが断ち切られたのが、この2年間近く続いたコロナウイルス感染パンデミックが引き起こした私たちの時間間隔の変容だと感じています。
そして再び元のような生活に、果たして、「戻り」たいのか?
コロナ感染のために強いられた今までとはことなる生活の中でも、案外快適で、知らなかった発見も多々あったはず。
何よりも自分を見つめる時間が大幅に増えたことで、自己認識がかなり変化しました。
コロナ感染が教えてくれたのは、新たに「発見」した自己、変化した自己との今後の付き合い方であったと感じました。
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