茂木健一郎氏との対談で棋士羽生善治氏が、歳をとるにつれて「切り替え」がうまくなってきた。負けをひきずらないようになったと話していました。
一年に何十回も対戦する棋士にとって、負けを引きずることは新たな対戦にとってマイナスになるからです。
自分自身の性格の欠点は何かと鑑みると、この「切り替え」がうまくないということが挙げられます。
結構、引きずります。うまくいかなかったこと、嫌だと感じたこと、物足りないと思ったこと。
マイナスの経験をした後、少なくとも一日、ひどいときには数日も、その感情を引きずってしまいます。
それは「切り替え」が下手なんだなあと、羽生氏の話を読んでいて知りました。
「切り替え」をうまく行うには、全く関係ないことで「マスキング」することが有効なようで、脳は新規性を求めているので、過去のことを忘れるためには、新たに興味を感じることに目を向け、実際に行動を始めることが、脳のモードを切り替えるのに効果的なようです。
マイナスの経験は生きているからには避けられないことであるので、その気持ちのモードに支配されて鬱々と過ごしたり、やる気がなくなったりの支障を避けるために、そうなった時のためにあらかじめ「切り替え」手段をいくつか用意しておくことが対策になると思われます。
すぐにその行為に没頭できて、我を忘れることができること。
もしくは、手っ取り早くある程度の時間を消費し、快感、解放感を味わえるもの。
私の場合は、ジョギングかな?
でもこれはすぐに走り出すというわけにはいかないので、即座の対応には向いていない。
料理もいいけど。
私の場合、切り替えの行為が、毎日のルーティンに組み込まれているので、即効性がいまいちないんだと気づきました。
切り替え手段をいくつか考えてみようと思いました。
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