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狐に包まれた?

 東京都ではコロナ新規感染者数が80人を下回り、去年の7月以来だとか?

 ほんの1か月前ぐらいまでは、過去最大の増加率と言われていたのに、現在の事態を想像できたでしょうか?

 でも、感染者数増加のグラフを見ると、見事に拡大カーブがベルカーブになっていて、急激な増加と相似に急激な減少となっていて、自然における動態を見事に表しています。

 自然現象は指数関数的な動態を示すので当たり前のことなのですが、

 人間の脳は、狩猟採集時代の150人集団で暮らしていたころの脳でできているため、

 どうも指数関数的な動態を把握するのは苦手なようです。

 だから、感染増加、そして減少も、どうしても私たちの感覚からすると「狐に包まれた」?ような気になってしまいます。

 急激な増加・減少の要因は、感染症もそうであるように複雑系の動態を示すので、単一的な因果関係で解明はできず、複雑な要因が絡み合っているでしょう。

 感染拡大防止のために注意喚起されていたことの多くが減少の要因になりえるでしょうし、ならないものもあるでしょう。

 今後データ解析をして解明されるでしょうが、

 実感として「狐に包まれた」??状態なので、わかりやすいすっきりとした感染予防法をどうしても希求してしまいます。