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コロナ地方事情

 3か月に一度、認知症の母が一人で暮らす実家山口に介護帰省してきました。

 コロナ禍であるのですが、やはり母の症状の進行具合は電話だけではわからないので、

 実際に会って確かめなければならないので。

 母も私も今回はワクチン二回接種を済ませていたので、

 もしかしたら、私が帰省したことによる2週間の母のデイケア休止がなくなるかなあと

 期待したのですが、今回も2週間禁止です。

 ひとり暮らしなので、できるだけ人と接する機会があることが望ましいことと、

 母もデイケアに行くことを日課のようにしていることもあり、

 デイケアを休むのは認知症にもよくないと思うのですが、

 しかたがないですね。

 ただ、コロナ感染者数が千人単位の東京と数十人地方とでは、

 東京在住の者からすれば、「大したことないのに。」と感じてしまうのも正直なところです。

 しかし、地方の医療体制の脆弱さを考えると、東京感覚からは過剰とも感じられる予防措置は

 妥当なものなのかも知れないと納得しました。

 実家の周囲の田んぼの間の道を歩くときも、一応マスクはしましたが、

 住民の人も全員マスクを着用していて(ほとんど人に出会わないのに)、

 やはり、感染リスクに対する温度差があるなあと感じました。