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コロナの恐怖は日本全国共通

 実家の母の介護帰省で3泊4日山口県萩に帰省してきました。

 東京は緊急事態宣言解除されたとはいえ、「他県をまたぐ『不要不急の移動』」は慎むように警告されているのですが、3か月ごとに認知症初期の独り暮らしの86歳の母を定期的に帰省して様子を見るために3か月前から航空券のバーゲンチケットを購入していたので、強行しました。

 朝一便(7時発)だったので、羽田に向かう電車、空港は人はまばらで全員マスク無言で2か月ぶりに都心に出て(通過して)、まだ緊急事態が続いているのを実感。

 空港でもカウンターの乗務員、客室乗務員の人はすべてフェイスシールドをし、飛行機内のトイレは使用後アルコール消毒していました。

 いつもは山口宇部空港から萩まで乗り合いタクシーを利用するのですが、現在運休中。しょうがないので、宇部空港からバスを乗り継いで、5時間かけて実家にたどり着きました。疲れたー。

 山口は感染者が述べ30人台にとどまっているので、住民はコロナに関して東京ほど意識していないのではないかと思っていましたが、コンビニやスーパー店員から、待ちゆくすべての世代の人がマスクしていて、コロナに対する警戒は日本全国行き渡っているなと感心しました。

 結局、東京から娘が帰省するということで、事前に同意を求める連絡があったのですが、私が帰省してから3週間、母のデイケア、ヘルパーさんの訪問もお休みということになりました。

 自分自身が感染源の可能性ということを強く意識した瞬間です。

 帰省中のニュースでも「東京アラート」が出されて、東京の感染者が増加しているようで、予想されていたことですが、流行はすっきりと収まることはないようです。

 それにしても、初夏の陽気の中、萩沖の日本海に浮かぶ、本当に美しい島々の景色をバスの車窓から眺めながら、ウイルス禍は、人間世界のことだけなんだなあと感じました。自然の美しさは全然変わっていない。

 田植えの済んだ田んぼに多くのサギが餌をついばんでいて、実家の庭先には鶯が盛んにさえずっていて、自然の豊かさに触れて、緊急事態宣言がでて、外出自粛が続いていたので、心身ともにリフレッシュできた帰省でした。