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コロナの恩恵

 もう8か月以上、毎晩ビデオ配信のアメリカのドラマを連夜観ています。

 寝不足気味ですが、あまりにも面白いので、ついついドラマの続きをクリックしてしまい(パソコン画面で観ているので)、寝不足が続いています。

 コロナ禍で、外出もままならず、友人とも会えない日々がもう2年以上続いていますが、

 精神的に安定を保っていられるのは、毎晩観るドラマの中での人間劇に没入し、

 情緒的には完全にドラマの世界の住民となっていて、リアルな人間関係の喜怒哀楽をシュミュレーションできているからだと思います。

 その証拠に、ドラマの展開に動揺して興奮してしまい、寝付けなくなることもしばしば。

 もう30年近くテレビを見ない生活を送っていて、一人の時間はもっぱら読書だった生活が、

 自宅で、パソコンでビデオ配信ドラマを観るようになり、アマゾンプライムの会員なので、

 月500円という低価格で自宅で手軽に見たい映画やドラマを観ることが可能になりました。

 コロナ禍以前には、デジタル生活とは程遠い生活を送っていましたが、

 気が付けば、各種申請はすべてオンライン、自宅をWi-Fi環境にして友人との対話はSkypeを通じて、

 頑固にガラケーを使っていたのに、気軽けばスマホが手放せなくなり、NHKのラジオを配信で聴くようになり、

 YouTubeでアメリカABCニュースを見るようになり、

 もともとデジタル音痴で、コロナがなければきっとこのようなデジタル生活への移行はずっと先になっていたと思われます。

 デジタル音痴なため、必要に迫られてですが、失敗を重ねながらも徐々に生活の一部となって、

 この制限下の生活の中で、便利さと精神的な潤いの恩恵を受けています。

 コロナで良かった唯一のことかな?