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コロナ対策

 コロナウィルスの国内感染が2次感染主体になってきて、感染症拡大の様相を呈してきました。水際対策も時間の問題、意味がないとは当初から言われてきましたが、潜伏期間がかなり長い疾病なので、いったん流行しだしたら止めることは難しいと思います。

 中国での感染者の数の増大と感染したと思われる経路の情報から、コロナウィルスの感染力はかなり強いような印象を受けますが、それは他の感染症(インフルエンザ)などと比べてどのようなものなのでしょう。

 コロナウィルス感染による肺炎が怖いと思われるのは、新型ウィルスであるので治療法がなく、免疫力の弱い高齢者や持病を持っている人が重症化してしまうということです。健康な成人の場合、重症化する確率は高くなく、インフルエンザと同様の症状位で収まるようです。

 だから一般の健康な人が今なすことは、十分な手洗いと、もしコロナウィルスの症状がでたならば、家に止まり、感染を蔓延しないでおくこと。重症化しない状況では、自己免疫力によってウィルスを退治するまで、自宅に止まり水分補給をしっかりして養生することに尽きると、私なりに考えています。

 人間のゲノムのジャンク(遺伝子でなく、つまり何のためにあるのかわからない部分)のかなりの部分が、ウィルス由来(ウィルスが入り込んだ?もしくはミトコンドリアのようにウィルスと共生?)のようで、ヒトが現在に至まで進化してきた過程がウィルスとの闘いであったかを物語っていると感じます。

 ということは、私たちの体の中には様々なウィルスに対する免疫力が潜在しているはずで、ただそれのスイッチが入っていないだけで、例えコロナウィルスが新種であっても、似たようなウィルスと闘ってきて勝利(免疫力がついた)してきているのではないかと考えるのですが。

 とにかくコロナに対抗する手段としては、有効な特効薬が現在のところないという状況なので、攻めの闘いが不可能であるならば、手洗いと自分の免疫力という守りの闘いしかないと思います。