愛聴している「ラジオ深夜便 明日へのことば」コーナーで、
ゲストの編集者・小説家嵐山光三郎氏が、もうすぐ80歳になる心境を聴かれて、
「下り坂は楽で好き」と言っているのを聴いて、
「下り坂」にネガティブなイメージばかり抱いていたことを自覚しました。
毎朝のジョギングのコースでは、駒沢公園に向かう道筋で3か所ほど上り坂があります。
ということは三か所下り坂もあるのですが、
走っていてきつく感じる上り坂のほうばかり意識して、
「もう少しで頂上だ」とばかり考えていて、その後の下り坂の楽さを意識することはあまりありませんでした。
50代も半ばを過ぎ、平均寿命を考えても、残りの人生の方の時間の方が、今まで生きてきたものよりも短くなったことを意識します。
無意識に自分の寿命を設定して、二で割って、残り半分を「下り坂」と捉えてしまっています。
そしてその「下り坂」は、イコール「老い」であり、
これから心身共に衰えていくんだろうなあ、とネガティブなイメージを持ってしまいます。
けれども、嵐山氏の「下り坂は楽」の言葉に、下り坂が持っているポジティブな面を「思い出し」ました。
そうだ、下り坂は楽だったんだ。。。。
そう考えると、人生の後半戦は、それほど悪いものではないかも知れない。。。
下り坂という言葉が好きになりました。
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