自己免疫疾患や神経痛などの持病を持っている人は、9月に症状が悪化するのを経験していると思います。
統計上も喘息の発作の入院患者は9月が一番多いそうです。
その理由は、夏の暑さの疲れや、夏の暑さから秋の涼しさへと急激な気温の変化、台風が多く襲来することによる気圧の変化などが関係しているようです。
それらの変化は自律神経のバランスを崩し、新陳代謝(血液や神経伝達物質の循環に関係)が乱れ、その結果体調が悪くなるようです。
身体は体内の状態をホメオスタシス(恒常性)で保つことで、システムの機能を順調に維持しています。
そのためには、目まぐるしく変化する外界の環境に対して、体表にある皮膚などの感覚器内にある気温、気圧、熱、衝撃などに対するセンサーを常に働かせて、その変化に対応するようにして恒常性を保っています。
けれども、その調節能力以上の変化が生じた場合、体の恒常性が乱され、病によって調整能力が疲弊していたり、衰えている人にとっては、季節の変わり目、特に夏から秋への急激な変化はこたえるのだと思います。
10月以降気候が安定してきたら、体も順応して症状は落ち着いてくると思われますが、それまでは無理をせず、夏の暑さで疲れた体を十分養生しましょう。
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