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クリスマスはどこへ

 バブルの頃の狂乱のクリスマスを覚えているバブル世代(けれども何の恩恵も受けなかった、笑)の私としては、コロナ禍のクリスマスの異様な「盛り下がり」方に驚いています。

 大部分の国民がクリスチャンでない日本でクリスマスが毎年盛り上がってきたのは、

 クリスマスという、年末最大のお祭りイベントを楽しもうとする国民すべてをあげての意識が、

 クリスマス現象を「創造」していたのだと、

 「今日はクリスマスイブだっけ?」と初めて気づいたことにより実感しました。

 コロナ禍でも家族でクリスマスを楽しむ人も多いでしょうが、

 日本人の4000万人が一人世帯であるということは、1/3私を含めて1/3もの日本人が、クリスマスイベントに参加できないという(一人でイベントはできないでしょう?)という、異例のクリスマスになりそうです。

 私は大学時代からの友人3人とオンライン飲み会を企画していたのですが、メンバーの諸都合で新年会に延期され、一人静かにクリスマスイブを迎えるつもりです。

 人間の本質であるコミュニケーションを不自由な状態にしてしまうコロナ感染流行は、

 その本質の積み重ねで成り立っている「当たり前の日常」を変えてしまう作用があるのだなと、

 「ぼっちクリスマス」の私はつくづく実感します。