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「まとも」「正常」のあいだ

 今朝の気温は18度。

 昨日は室温で23度でぽかぽか陽気で上着はいらない暖かさでした。

 大阪では「夏日」だそうで、1週間前の冬を先取りした寒さは何だのでしょうか?

 今年の季節のめぐりは、相当に「まとも」ではなかったです。

 梅雨の長雨が1か月以上続き、

 梅雨明けと同時に40℃近い猛暑。

 そしてまた秋の長雨。

 11月に入って晴天続きと、早い冬の訪れ、

 かと思うと、小春日和を通り越した「小夏日和?」と思わせる陽気。

 晴れて暖かいのは気持ちがいいですが、

 体も心も季節の巡りに合わせて変化しているので、

 「まとも」でない変化には適応するのが少々困難です。

 新型コロナウイルス感染拡大が進んでいて、

 これは当初から予想された第3波だと思われますが、

 これはウイルスの性質と流行の傾向から予想された

 「まとも?」な反応だとも捉えられます。

 私たちは、こうなるだろうと(過去の自分の経験値から)当然予想されること=「まとも」だと無意識に想定していますが、それがはずれたときに「まともでない」と感じてしまいます。

 まともが主観的な観点からの判断なのに対して、正常というのは、客観的な視点に立って、数値の中央からの偏差の一定の枠内にあるものを指しているようようです。

 事象の変化がそれほど大きくなければ、主観と客観が一致しやすく「まとも」=「正常」となりやすいのですが、

 どうも近年の気候の変化は、私たちの「まとも」が揺らいでいる最たる例となっているように思います。