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耳をひっぱるだけで

 梅雨前線の停滞で九州地方は集中豪雨に見舞われていますが、関東地方も風を伴う激しい雨が時折降ったりの梅雨らしくない雨の降り方です。

 低気圧の影響で副交感神経優位に傾いているせいか、睡眠は足りているのに一日中眠くて、1か月前に痛めた左足の肉離れも痛みがぶり返しています。

 そんな中、藤本靖之氏の「耳ひっぱり」療法の効き目に驚いています。氏の著書はかなりポップに若者向けに書かれていますが、「耳ひっぱり」という単純なしぐさが、実は、身体全体の骨のバランスに影響する蝶形骨の歪みを正し、呼吸や姿勢に影響を与える横隔膜にも筋膜を通じて働きかける作用があるという、身体の解剖学的な知識がベースにあるものだというのを、実践して実感していました。

 寝る前に横になって耳をひぱって深呼吸1分ぐらいするようになって、それ以前は一晩に2回ぐらい目が覚めてトイレにいっていのたですがそれがなくなりました。

 久しぶりに氏の著書を再読して、昨日は一日あれこれと耳ひっぱりをくりかえしました。

 前屈をしたところ、左足が痛くて以前はできていた床に手をつく行為ができなくなっていたのですが、(本に書かれているとおりに)耳を引っ張りながらすると、痛みがなくなり手が床につくことができるようになりました。

 足まで覆っている筋膜が蝶形骨の調節によって緩んだからなのかあと解釈していますが。

 そうやって脚の後ろの筋肉がストレッチできたからか、肉離れ跡の痛みも軽減されました。

 恐るべし「耳ひっぱり」!

 あれこれ実践してその効果を確かめてみようと思います。