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もしも明日オリンピックが開かれていたら?

 明日から4連休。新型コロナ感染再流行のため、東京都民は再び「不要不急の外出自粛」が呼びかけられています。

 元はと言えば、この連休は本来ならば開催されるはずのオリンピックのための休日のはずでした。

 それがまさかの新型コロナ流行感染のパンデミックによる延期。

 人間とは現金なもので、延期になったとたん(もともとオリンピック開催反対であった)すっかり脳裏からオリンピックのことが忘れ去られていました。

 それよりも、目の前のコロナや集中豪雨など「オリンピックどころではない」惨事が次々と押し寄せているからです。

 もしも明日予定通りオリンピックが開催されることを想像することは困難になってきています。

 コロナ流行がなくても、例年のように発生する梅雨末期の集中豪雨や開催時期に重なる可能性もある台風の影響など、21世紀の日本の気象状況から、大規模なスポーツイベントの開催は困難な状況になってきていることを実感しました。

 日本にはもうそのような余裕はなくなってきています。

 このような青色吐息の状態で、政府はそれでも始めたことは最後までと、まるで太平洋戦争の「一億層玉砕」の精神のように突っ走るつもりなのでしょうか?

 明日開かれるはずであった「第二の(一度目は太平洋戦争のため中止)幻のオリンピック」が、もう想像できなくなってきているという現状を鑑みて、1年後の延期は中止とすべきだと思います。

 多くの民意をオリンピックに集約することはもはや政府やマスコミや利権のあるスポンサーが盛り上げようとしても、無理な状況にあるように感じます。