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波に備える

 東京都の新型コロナウィルス感染数が十人台で低い数字になっていますが、

 感染症専門家によると「下げ止まり(現状維持)」なので、再拡大する可能性が大だということです。

 何度も感染拡大の波を経験し、そして今現在、ワクチン接種が普及しているはずのヨーロッパで感染再拡大現象が生じていて、来週から海外からの渡航者も緩和されるということ、冬が近づいてきて室内換気問題と三密状態になりやすいこと等、再び感染拡大の波が押し寄せてくる可能性をひしひしと感じます。

 これって、「津波に備える」感覚と似ているのかも?と感じました。

 規模を同じ波の高さとして捉えているからでしょう。

 同じ自然現象でも、津波の場合は人為的に被害を防ぐことは、予報、迅速な避難、防波堤、ウイルス感染の場合は、ワクチン、三密行動回避など方法は異なるのですが、津波の場合は発生が不可避なのに対して、ウイルス感染の場合は、ある程度感染発生を回避する方法があるということです。

 けれども、次の「波」の被害をできるだけ少なくするためにも、警戒を怠らないようにしたいものです。