東京で4度目の緊急事態宣言が出されました。
でも繁華街の人出は2%しか減少していないようです。
緊急事態宣言であれ、蔓延防止措置であれ、
去年4月の初めての緊急事態宣言時のような緊迫感はなくなり、
政府が求めているような人の流れを断ち切ることによる感染防止効果は
もはや無効の状態になっていると思われます。
感染予防のために規制する人はきちんと規制するし、
しない人は行動変容しないし、
日本人特有の集団圧力に訴えるやり方はもはや効き目が亡くなってきているということでしょう。
むしろ、その逆の側面、「もう、みんながやっているのだから。」という風潮になってきているのではないかと危惧しています。
重症化リスクの高い高齢者のワクチン接種が進んでいて、現在重症化しているのは、
基礎疾患を持っている可能性の高く、まだワクチン接種をしていない40代~50代の世代だそうで、
これらの世代の職域接種を迅速に進める方法をとることが、緊急事態宣言よりも有効だと思うのですが。
自分自身でも驚いているのですが、
「どんなに辛い状況でも、必ず人間は慣れるものだ。」とはよく言われることですが、
今回のコロナ感染が教えてくれたのは、それが真実だということです。
人間の精神は本能的に緊張感が持続するようにはできていないのでしょう。
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