ロシアのウクライナ侵攻に対して在ウクライナ大使館が呼びかけた寄付に対して、楽天の三木谷氏をはじめとして60億円もの義援金が集まったそうです。
それは連日報道されるウクライナの市街地へのロシア軍の「一方的な」爆撃の映像や、
隣国に避難する人々が殺到する様子が報道されるのを見ての反応だと思います。
私もそれらの映像に21世紀の今日、大国による武力による侵略がありえることが信じられなくて、
その理不尽さに憤りを感じています。
そしてウクライナ大統領ゼレンスキー氏が、ロシアに対してウクライナ市民の徹底抗戦と西側からの援助をもとめていて、自身の身柄がロシア側のターゲットとされているとの見方もあり、彼が英雄視されるのも郁子なるかなとはかんじていますが、何か違和感を抱いていました。
それが、元外交官東郷和彦氏の2021年2月のウクライナ情勢に対する分析レポートを読んで腑に落ちました。
東郷氏は、その当時もロシアとの外交がこじれて、ウクライナ東部地域の親ロシア地域にウクライナ軍がドローン攻撃をしてロシアを挑発していたことをなどをあげて、外交政策を誤っていることを指摘していました。
2年前に大統領になった元コメディアン出身のゼレンスキー氏の外交能力の欠如を指摘していました。
今回のロシア侵略に対しても、ロシアを挑発し続け、侵略のきっかけを作っただけでなく、自身を英雄視し、ウクライナ国民のナショナリズムを煽り、国民の命を犠牲にしていると。
真の外交手腕は、正義を振りかざすのではなく、権謀術数なんでも駆使して、自国民の命や利益を最優先にすべきだと。
ウクライナに偏重した西側諸国の報道に対しても、もう少し距離をおいて接しようと思いました。
コメントをお書きください