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納豆と骨の強さ

 西沢邦浩著「日本人のための科学的に正しい食生活術」のなかで、納豆の消費量と股関節骨折率の相関関係を示す日本地図が色分けされているのがありました。

 それをみると、納豆の消費量の多さが股関節骨折率が「西高東低」であることが明確に表れています。

 私は山口県(西日本)なので、育った家庭の食卓には納豆が上ることがありませんでした。しかし、興味本位で高校時代納豆を食べてみました。

 一度目は「げぇ~、何これ!」と口に入れた時の初めての味の違和感で、吐き出してしまいましたが、生来の好奇心の強さから、二度目にチャレンジ。不思議なことに、今度はその味が気に入り、それ以来納豆を家族の中で唯一納豆を食べるようになりました。

 覚えているのは、高校の家庭科の時間。教師が「納豆を食べたことがある人手を上げて」と言われて、挙手したのは、私を含めて40人クラスで立った二人でした。40年前の山口ではこれほど納豆が食べられていなかったということです。

 納豆は大豆発酵食品で様々な栄養素が含まれた、最良の食べ物だと、毎朝一パックの納豆を使った、納豆オムレツをパン食に納豆を取り入れるために食べ始めて30年近く。もう納豆なしで一日をスタートするのは考えられません。実家に帰省するときにも、母に納豆を買っておくように注文するほどです。

 そのおかげか、50歳代で骨密度は120%。大豆イソフラボンのおかげか、更年期障害は全くなく。

 納豆の後利益を200%得ています。

 昨今は西日本でも以前より納豆が流通するようになり、普通に食べられるようになってきているので、若い世代の骨は丈夫になっていくでしょう。

 私もこれからも納豆生活を続けていきます。