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夏(がくればではなく)を思い出す

 梅雨が明けて夏が来ました。

 今年の夏ほど、到来が待たれたことはなかったと思います。

 梅雨がなかなか明けなくて、来る日も来る日も雨ばかり。。。

 洗濯物も乾かないし、

 そして何より、陽射しを浴びないと、脳内のセロトニンが十分に作られないためか

 憂鬱になってしまいます。

 一転夏の日差しになり、30℃を超す猛暑になりました。

 待ちに待った梅雨明けとは言え、今度は猛暑。

 正直、身体にとって心地よい環境ではないですが、

 それでも、不思議に気持ちがスカッとします。

 「夏はこうでなくっちゃ。」

 夏という季節は、他の季節に比べて、学童期には長期の夏休みなどがあったりして

 日頃とは違う生活を送る機会があり、特別な濃厚な時間を経験してきたように思います。

 だから記憶をたどると、「夏の記憶」が他の季節に比べて鮮明に思い出されます。

 しかし、今年の夏は、梅雨が長かったこともあり、いきなりの夏空に少々戸惑いを感じています。

 「夏ってこうだったっけ?」

 たぶん、すぐにこの暑さが日常になり、コロナ禍で外出ままらなぬことに加えて、暑さで日中の外出をさらに控える傾向が強まり、今年の夏は、夏の日差しを浴びる機会が少なくなることでしょう。

 でも、この強い夏の日差しが、いろいろなことがままならない、先の見えないご時世に

 勇気を与えてくれるように感じられます。