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夏の終わりの予感

 数日続いた雨が止み、久しぶりに夏の日差しを浴びて、

 今は、まだ、夏だったのだと思い出したほど、雨が降り続き、10月並みの気温で肌寒い日が続いていました。

 けれども、安心もつかの間、正午近くに、久しぶりに午前中で洗濯物が乾いたので、

 嬉しくなり、そそくさを取り込んだ直後、

 まさかのにわか雨。

 洗濯物は濡れずに危機一髪でした。

 それからは、スマホの雨雲マップとにらめっこ。

 雨雲って、にわかにわき起こるのですね。

 数分前まで画面にはなかった雨雲が、いつの間にか現れています。

 空が暗くなることを繰り返しながら、

 それでも雨はかろうじて降らずに日が暮れました。

 夜になると、涼しい風が吹いてきました。

 梅雨明けの猛暑日が続き、台風、長雨。。と、

 今年も天候不順な夏で、コロナ感染拡大で東京は緊急事態宣言下でもあり、

 夏を満喫するどころではなかったのですが、

 夏の終わりが近づいていることを感じました。

 昭和の小学生時代に、夏休み、学校のプールで泳いだ帰り道。

 まばゆい夏の日差し、もくもくとわきおこる入道雲。

 夏がいつまでも終わらないような(夏休みがいつまでも続くような)、

 平穏な夏は、もうやってこないのだなと、

 ふと、感じました。