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おじいさんは早起き、おばあさんは寝足らず

 石浦章一氏のラジオ講座「老化と科学」を聴いています。

 老化と睡眠について、10代~20代の若い世代の特に男性は最も眠りを欲するようになっていて、それが50歳を過ぎるあたりから男女を問わず、睡眠時間減ってきたり、眠りが浅くなってきたり、早朝覚醒するようになってくるようです。

 けれども、これには性差があり、男性の方が早朝覚醒しやすいようです。理由はホルモンの関係だそうですが、

 高齢夫婦で、夫が早く目が覚めて妻の眠りを妨げることに対する不平がよく聞かれるのは、生理現象だったのですね。

 女性の方が長く眠れているのですが、しかし自覚的には女性のほうが不眠を訴える割合が高く、睡眠に対する満足度が低いようです。理由は睡眠に対するこだわりが女性のほうが強いからではないかと石浦氏は推測します。

 高齢になると、だれでも睡眠の質が下がってくるので、若い時のような、深いぐっすりとした眠りは、もうできなくなっている、このような状態は老化に伴う普通の現象であって、異常ではないということです。

 確かに現在56歳の私自身、40代後半から睡眠時間が短くなり、6時間ぐらいになりました。

 また必ず1回は目覚めてトイレにいくようになり、若い頃、ぶっとおしで8時間以上眠ることができたのがウソのようです。

 また熟睡度もさがってきているようですが、でも不眠になったことはなく、寝床についてから5分都起きていられないほど、寝つきはいいです。

 安眠のためには、

1.アルコールを眠る直前に飲まないこと・・・アルコール摂取すると睡眠中の酸素飽和濃度が変化するため

2.日中に適度な運動によって疲労すること。

3.朝日を浴びること・・・セロトニンが産生し、睡眠ホルモンであるメラトニンに変化するため

4.セロトニンの原料であるトリプトファン(乳製品や肉などに含まれる)を摂ること

 私が不眠にならないのは、この4つをすべて実践しているからかなあと思いました。