南アフリカで発見された新型コロナウイルスの変異株オキシコン株が、急速に世界各地で感染が発見されています。
オミシコン株はウイルスのスパイクタンパク質の部分の変異数が多く、感染力が強く、ワクチン接種者の間にも感染が広がっていることから、ワクチンが効かない可能性もあるかもしれないと。
くわしいデータがないので専門家も現在調査中だということですが、
感染防止のためには調査結果を待つ時間はなく、最悪に備えて世界各国アフリカ諸国からの渡航客をシャットアウトしはじめたようです。
欧州では冬場に入ったこともあり、デルタ株の感染拡大が続いていて、さらにオミシコン株が蔓延する危機感が高まってきているようです。
自然物を擬人化するのは科学的な思考ではないのですが、この新型コロナウイルスぐらい、人間にとって「やっかいな」タイプのウイルスだと感じます。
他のウイルス感染症とは異なり、感染力が強いにも関わらず、感染初期には症状が出ず、そのためキャリアが動き回って感染を拡大しやすく、大部分は軽症であるのに、一部の感染者は急激な重症化をきたすこともあり、結局はすべての人がこのウイルスに対して万全の備えをしなければならないということです。
人間はコミュニケーションする動物で、この新型コロナウイルスはその人間の本性の最も深いところを危機的状況に陥らせるという、まことに巧妙な手ごわい敵であると痛感します。
さらに不気味なことに、倒れても倒れても立ち上がってくるように、姿形を変えて「蘇ってくる」ゾンビのような不敵さを併せ持っています。
このような複雑なウイルスの戦法に対して、人類も英知を結集し、そして本来の人間性の変更も含めて、多様な防衛線を試みていかなければならないと感じました。
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