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オリンピック開催と開戦

 ウオーキングの途中、普段は空いている道で車が渋滞していて、

 なぜだろうと思っていたら、

 オリンピックで首都高が一般車両が1000円増しなため、環七が渋滞し、

 その環七に接続する世田谷通りが渋滞し、

 その抜け道が渋滞しているのだということを、

 ニュースを聞いて合点が行きました。

 もし、国民挙げてオリンピックに賛同する雰囲気ならば、

 車の渋滞も「しょうがないなあ。」で済まされたでしょうが、

 このような状況下では、オリンピック開催に伴う交通規制による渋滞は

 呪詛と化して、「炎上」するだろうなあと思いました。

 小山田氏の辞任の件もあり、

 国民の大多数が、「オリンピック」が始まる前からうんざりしていていて、

 あれだけ、スポンサーに配慮してか、白々しく大会開催を盛り上げようと

 政府のちょうちん持ちをしていたマスコミ各社も、

 手に平を返したように(特に朝日の変節の恥のなさ!)、

 今度はオリンピック開催敲きに変わってしまって、

 オリンピック開催が決まった時から、反対だった私にとっても、

 「未曾有」のブーイングに驚いています。

 これだけ反対の声が高まっているのに開催するのは、

 選手の気持ちを考慮するだけでなく、オリンピックが「カネを生む」国際行事となっていて、

 それを中止するのは、今後のオリンピックにも影響を与えるだろうということからくるのだと思います。

 たぶん、私と同様多くの日本国民が、今回のオリンピック開催中止がなされなかったことを、

 80年前に戦争に突入した当時の日本の状況を実感をもってオーバーラップさせて、

 日本の政治の性質は変わっていないことに深い絶望を感じているのではないかと思います。

 日本は国民主権の民主主義国でないことを実感しました。