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レリジエンスな身体

 昨日から今年の後半が始まりました。

 今の猛暑から、半年前のお正月の寒さを想像できませんが、

 気温10度以下から36度の開きは30度近くあり、

 外気温にこれほど変化の幅があるのに、体内は一定の恒常性を保たれているのに、

 身体の「レリジエンス」に改めて感動します。

 室温、着るもの、食べ物などで、身体の恒常性を保つための補助の役割をするものもあってのことですが、

 外界の目まぐるしい変化に関わらず、一定の幅を維持できているのは、身体のセンサーが常に変化を感じて、それに応じているからです。

 そのためには、身体自身が常にゆらいで、柔軟な状態でなければなりません。

 ゆらぎを維持するためには、絶えず変化する環境にさらされることが必要です。

 極端な暑さや寒さは、レリジエンスを超えてしまう恐れもありますが、

 レリジエンスの幅を保つためにも、常に揺れる環境に身体を置くことも大切だと思います。