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祭典が終わった

 台風の影響で朝から大雨、ジョギング、ウオーキングを中止して、一日家に閉じこもっていました。

 朝風呂につかってNHKラジオを聴こうとすると、

 ちょうど男子マラソンの実況中継をしていました。

 私は東京オリンピックの競技に触れていないのですが(そもそもテレビがないので)、

 もともとスポーツ観戦に興味がない(自国でオリンピック開催が決定してから、私のような考えを表明するのは、「非国民」のように感じられてきましたが)ので、オリンピック競技観戦も、それ関連の情報にもほとんど触れることはありませんでした。

 しかし、ジョギングをしていることもあって、正月の箱根駅伝もラジオでずっと実況中継を聴いていることもあって、マラソンの中継は朝風呂に入りながら聞いていました。

 暑さを避けて札幌で実施されたようですが、選手は暑さのためにバタバタと棄権。

 走っている選手も本当に苦しそうで、これはスポーツというよりも、拷問ではないかと感じました。

 大迫選手も最期はとても苦しそうでした。

 選手のインタビューを聴いて、思わずもらい泣きをしてしまいましたが、

 これを「感動をありがとう!」とは、違うのではないかと。。。。

 コロナ感染拡大が進むなかで、「国民的な祭典」として強硬開催されたオリンピック。

 80年前に戦争に突入するのを回避できなかった状況がなんとなく実感としてわかり、

 民主主義国家が機能しなくなるということはこういうことかと、

 末恐ろしく感じました。

 だれも参加しない祭りが終わったような、

 虚しさを感じます。

 後は、増え続ける感染者数が残され、

 猛暑がまだまだ続くという現実です。