オミクロン株の流行のため、現在日本は水際対策を世界の他の国とくらべても厳しく制限していて、
日本への入国が事実上シャットアウトされていて、日本に留学を希望する学生などが、
抗議のデモを各国の日本大使館前で繰り広げているそうです。
日本は島国であるので、陸続きの国とは違って、わりと容易に国境閉鎖が可能なため
「鎖国」が実現することになります。
日本に住んでいる限り、海外との人的な交流はなくても不自由を感じることはなく、
むしろ日本人のDNAに「鎖国」に対する親和感があるのか、
閉じこもってほっとする気分になっています。
別に海外に対して開けている必要はないのではないかと。
けれども、やはりきちんとした感染対策をとって、積極的に海外に門戸を開くべきだと感じました。
それは今月末に実家の山口に帰省する折を、母の介護をお願いしているケアマネージャーの人に知らせたところ、
いつも通り、私が帰省した後に、母のデイケアは10日休みということは受け入れたのですが、
PCR検査、もしくは抗原抗体検査をあらかじめ受けるように要請された時、
正直いって、ムッときました。
地方の脆弱な医療体制を考えれば、やむを得ない対応なのでしょうが、
そうする深層心理には、「よそ者」に対する不信感と恐怖心があることが感じられたからです。
日本が海外に対してしている方策の根底には、同じくよそ者に対する偏見と差別があるのではないかと気づいたからです。
日本人である私の心の中にも根付いている「鎖国」に改めて気づかされました。
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