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桜の開花

 急に暖かくなってすっかり春めいてきました。

 日照時間も長くなり、冬の間は真っ暗な中を走り始めたジョギングも、明るい朝日を浴びてのスタートです。

 東京は桜の標本木である靖国の桜の花が開花したそうですが、

 世田谷の桜はつぼみが今にも開きそうですが、まだ開花した桜を見かけません。

 でもこの陽気なら、あと数日でいっきに開花となりそうです。

 去年の春は、小中学校の全国一斉休校宣言中でしたが、

 まだコロナ感染に対する警戒心はゆるく、

 花見宴会の状況が多く見かけられましたが、

 今年は首都圏では花見散策の光景だけが繰り広げられるでしょう。

 もう一年が経ったのですね。

 去年は爛漫の桜を見ながら、急増するコロナ感染者数を戦々恐々として観察していたのを覚えています。

 そして4月に入り、初めての全国一斉の緊急事態宣言。

 ワクチン接種が始まり流行収束の見込みは出てきたのですが、

 首都圏の感染者数は高止まりで、一年前の状況と同じような状況ですが、

 不思議なもので、この一年の間に、私たちの心に「コロナ耐性」ができてしまったようです。

 私を含め多くの人たちが感染リスクが高い行動を控えているにも関わらず、

 感染者数が減少しないことに対して、

 「これ以上、どうすればいいのか。」と感じています。

 しかし、やはり、桜の花が咲くのはうれしいですね。

 感染症による禍は人間社会の間での出来事。

 自然の営みは変わりなく季節が巡ることを改めて感謝します。