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満開の桜が散る

 昨日の午前中は、今にも振り出しそうな雲行きの下、

 満開の桜を見るために緑道をウオーキングしました。

 その華やかさと、日本全国に植えられた量で、

 桜の華やかさは格別です。

 そして品種改良されたソメイヨシノは、葉が出る前に花が咲くので、

 木の枝一面にピンクの花びらが乱舞します。

 毎年、「咲き誇る」という言葉がぴったりのソメイヨシノの花の咲きぶりを、

 ピンクに染め上げられた枝の下から眺める時、

「あ~また一年が巡ってきたな。」と季節の巡りを実感します。

 そして今年もコロナ禍という前代未聞の出来後があったにせよ、

 無事、こうして桜を眺められることを感謝しました。

 でも、午後からの風を伴う激しい雨と、夜半にかけての豪雨で、

 満開の桜も散っているでしょう。

 桜は華やかで、いろいろな場所で植えられているので、鼻のボリュームに目をひかれますが、

 樹木なのに、花の咲いている時期が短く(せいぜい2週間)、

 あっという間に咲いて、あっという間に満開になり、そしてあっという間に散ってしまいます。

 その一連のサイクルの早さが、日本人にとって命の儚さに例えられて、特にお国のために散る命と重ねあわされ て、明治以降国花として桜が象徴的に捉えられてきたのでしょう。

 そして桜の咲く季節は、昭和までは入学式などの年度初めの行事と重なっていたため、

 桜の花が新しい生活の始まりがの象徴として、日本人の記憶に強く刻み込まれています。

 私はいつも、桜が散った後、

 これも、あっという間に葉桜の初々しい黄緑の葉に枝が一面に覆われる様子を

 まるで手品の早業のように感じてしまいます。

 昨日までピンクの花をつけていたのに、もう緑の葉に変わっている。。。

 そして秋になると、桜の葉の紅葉は色鮮やかで、

 桜は花もいいけど、葉もきれいだなといつも楽しんでいます。

 今年も無事に桜を眺めることができて、感謝。