香港で選挙があり、選挙せずとも親中派の議員が大半選ばれるとかで、香港市民の多くは選挙にはいかない模様です。
最近読んだ本の中で、資本主義と民主主義は分離するのかという問いかけがありました。
日本を含む欧米先進国は民主主義の政治体制の下で資本主義経済が営まれていますが、
世界を見渡すと、中国、ロシア、イスラム諸国(利子を否定しているので厳密には資本主義ではない)など、資本主義であっても政治体制は全体主義的な国も多くあります。
香港は中国に返還されるまで、そして変換されてからも数年前までは、中国の政治体制の影響を受けない資本主義と民主主義が両立していました。
けれども一昨年ぐらいから北京の統制が強められ、香港市民の民主化の動きが遮られ、あれよあれよという間に、
民主主義が消えてしまいつつあるようです。
政治的風潮はどちらかというと希薄で、資本主義的な風土が強かった香港の繁栄は、民主主義的な政治風土の下で可能であったのだと思うのですが、果たしてこれからの香港はかつてのような経済的な繁栄を持続できるのでしょうか?
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