新型コロナウィルスの感染症状はさまざまで、治療法が模索されている状況ですが、効果が認められている新薬が許可されたりと、着実に治療法が進んできているように感じられます。
この病は、軽症(未症状も含む)の患者の症状と重症の患者の症状(重傷者の死亡率が高い)のギャップが大きいことです。
それによって、軽症者は症状が重篤化が見られない段階でウィルスが死滅するまで症状を注意深く観察しながら隔離し、医療は重篤な患者の治療に集中するという現状の方式は最も効果的な新型ウィルス感染治療法だと思います。
現在の日本の医療現場は大変ひっ迫しているようで医療従事者の心身の負担は限界に達していると思われますが、彼らの努力と、比較的高水準の日本の医療環境に支えられて、他の先進国で生じたような医療崩壊はぎりぎり回避されているようです。
私たち国民にできることは感染しないこと、広げないことに尽きます。
そして重症化した患者さんの症状から、新型コロナウィルスによって引き起こされた重篤な肺炎症状の原因が、肺胞を構成する細胞が過剰な免疫反応を生じた結果大量のサイトカインが毛細血管を傷つけ炎症を生じ肥厚し、本来ならば体内に酸素を運び入れる機能が阻害され、肺胞内に体液が溜まり、まるで溺れている状態の呼吸困難に陥ってしまうことのようです。
このような病態から、治療法として軽症者の治療と重傷者の治療を明確に分けて、主に3つの方法で治療する方針が進められているようです。
- ウィルス感染予防
- 免疫の抑制・・・関節リウマチの薬などの有効性
- 毛細血管漏出を防ぐ・・・サイトカインを抑える薬が開発されているよう
これら新薬を含む新たな治療を、副作用に対して慎重になりながらも、なるべく迅速に使用許可を与えて、重症患者の治療することによって、コロナ感染の危機を乗り越える希望が見えてきたような気がします。
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